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2009/05/09 05:12
生きてます。お久しぶりです。
風邪だと思いますが、病院にはいきません。

面倒だから

そんなこんなで仕事ですが、全然進まないんですよ大変ですね。
終わりが見えないって本当だったんだなぁ…おかしいなぁ…(遠い目)

でも辛抱溜まらずちょっとSS投下。
槍弓っていうか、なんつーか。
イメージ映像でお送りしますっていうSSです<どんなさ






周囲に広がるものは闇で、人は自ら残してきた足跡だけしか見えない。
待ち受ける闇の中に何がいようとも、人間は足跡だけをただ見つめて生きていくしかないのだ。
地面に残った足跡に、落ちたものは後悔や絶望。もしくは眩しい人々の顔。
ごめんなさい
存在していてごめんなさい
懺悔の言葉は闇に消えて、誰にも届かない。

彼のことを知る人物は皆声をそろえて彼を愚か者だというだろう。
第三者のために自らの身体を切り売りするような生き方は、愚か者でしかない。
妙に達観した少年少女は、だからこそ彼に引き寄せられる。
人は自分にないものを持つ存在には無条件に惹かれてしまうものだ。
自分に重きを置かない彼を誰も皆ほおっておけず、つい手を出し声をかけてしまう。
その行為を純粋に喜びすまなさそうに微笑む彼は確かに愚か者だと、ランサーは思う。
悪いと思うなら、少しは自分を省みろと助言をしてやりたい。
だがランサーは言ってやらない。別に彼は、アーチャーの世話をしようとは思わないからだ。
皆アーチャーを構い倒す。倒す、という表現がこれ以上なく正しい。
何故だかわからない。どうやらかわいくて仕方がない様子だが、生憎ランサーには分からない。
分かりたいとも思わないが、理解できない感情は酷く気分が悪い。
自分ひとりだけ、欠陥があるような気がして尻の座りが悪い気がする。
だからアーチャーをこっそり観察してみた。偵察は非常に不本意だが得意であったので。
朝は誰よりも早く起きて朝食を作る。文句なしの出来、和食洋食中華に何でもござれらしい。
午前中は洗濯物に、布団を干す。全員分だ。大した労働である。
合間に庭掃除をして、昼食の準備。これまた見事な昼食である。ちなみに弁当も作っている。
そのまま屋敷の掃除をし洗濯物を取り込んで買い物、そのまま夕飯を作って風呂は最後に入る。
立派な主婦だった。これ以上ない完璧な主婦だった。
それ以外に気が付いたことは、彼の行動が全て自分のためではないということ。
家事の全ては屋敷とそこに住んでいる人々のためであって、自分ひとりではそこまでしないのかもしれない。
彼は自分の部屋(一応あてがわれている)に物を置かない。箪笥の中に布団と、貰った洋服が数枚だけだ。
皆の布団は毎日干すが、自分の使用するものはシーツを変えるぐらいだ。洋服も同じこと。
全てにおいて、自分を二の次にするその行動はランサーを不快にさせる。
口の中が粘つくようで気持ちが悪い。胃に物を入れたくないような不快感。
みなといるときは全く変わらずむしろ不遜な態度を変えないが、たった一人で家事に勤しむ姿はどこか病的で。
そして時折申し訳なさそうに眉間を顰める。伏せられた白い睫に、少しだけ灰色の瞳が濃く見えた。
やはり分からないと思った。
どれほど観察しても、アーチャーを可愛いとは思わない。
分からないままで、凄く気持ちが悪いと思った。

懺悔の言葉は自己満足である。
誰もいないことは分かっている。
足跡は転々と背後に続いていて、遠くに続いている。
どれほど長く一人で歩いてきたのだろう。
どれほど長く孤独だったのだろう。
ごめんなさい。
わからなくて、ごめんなさい。
残る足跡に消える、人々の笑顔に自己満足で謝った。

分からないことをわからないままにしておくのは非常に癪で、ランサーはアーチャーのことを考える。
今ではすっかり彼のこと自体が分からない。どこまでも謎の人物だなと思う。
趣味は家事だとしか思えない。奉仕の精神、あとただ単純に好きなんだろう。
ほかに趣味といえるものは無いようだ。それどころか家事以外にしていることといえば、街に出て人助けぐらいだ。
誰でもいいから、彼に何かを言ってほしい。何かを与えてほしい。
だが彼はきっと与えられたものも仕事のようにこなすのだろう。それはきっと趣味ではなく。
誰か、と思い。
誰か、と他人任せにする自分に嫌気が差した。

暗闇の中を歩くことは慣れている。
希望の光など、とっくの昔に見失った。
闇の中で、一人きり。
いつかこの先が途切れていると知っていても



なぁ、と声をかける。
なぁ、と声をかけられた。


「…このところ君から視線を感じていたのだが、何かね」
「わかってんなら、なんか言えばよかったじゃねえか」

なんだか居心地が悪そうに頬をかくランサーの姿にアーチャーはひっそりと笑う。
大きな身体で、仕草は子供のようだったから。

「なぁ」
「だから、何だね」

「お前、何でそんな申し訳なさそうなんだよ」

変なやつ

きょとん、と
驚いた顔は、誰かに似てた。
ぱちりと瞬きをするたびに睫の音がする。
初めて素の表情を見たようで、なんだか気持ちがいい。


ああ



これが、皆の気持ちなのかと





暗闇の中を歩くことは慣れていた。
だから、急の光には弱い。
照らされた光の先には人がいて
一人だと思っていた道には、気が付けば同行者がいて




変なやつ




なんて、笑う君がいつのまにかそばにいて




こんな短いSSで補足説明もなんですが…なんつーか…何が言いたかったんでしょうかね…(遠い目)<説明じゃねえ
弓が抱える苦悩とか暗闇に槍が気づけばいいなっていう希望的観測はいはい。
こんなピュアっこなSS書いてますが、脳内では弓があんあん言ってるような妄想ばっかりしてるんですよゴメンナサイ<土下座

痛々しくて目も当てられない
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