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甘い贅沢(槍弓駄文)

2009/02/21 04:45
追記に甘すぎる槍弓駄文を置いておきます。
デスクトップにこんなもんおきっぱなしになってて、家族に見られたらそれこそ死ぬしかない勢いの駄文ですね!とくに兄が見つけたらそれをプリントアウトして、机の上に。更に目の前で朗読でもし始める勢いの最低最悪な男なので逝って良し<何

それぐらい甘いSSですが、どうぞ。

取り合えず渋いお茶もってきてぇええ!



甘い贅沢



おはようと声をかける。
あの馬鹿は母親のように小言を放り投げてきた。
なんだか少し頭にきて、腕を取って廊下の壁に体を押し付ける。
かさついた唇。思ったよりもやわらかいことに最初は驚いた。
体のどこもかしこも固い馬鹿の、唯一やわらかい場所
いや、他にもやわらかいところはあるのだけれども、それは内緒。
腰が抜けるまでキスしてやったら、あの馬鹿は俺になんていったと思う?

『甘くて死ぬわ!このたわけ!』

潤んだ目でそんなこと言われたら、そりゃまぁ男としてはなぁ?


「という経緯でな」
「それで昼からアーチャーの姿が見えなかったのか、この駄犬」
「犬って言うな」
中の人の影響ですっかり腹黒くなられた衛宮家当主が顔色ひとつ変えずに英霊をコケおろした。
ずずっと湯飲みから緑茶を啜って
「別にあんたらがどうなろうと俺の知ったこっちゃないけどさ、遠坂が心配するから無理はするなよ」
はぁ、なんてため息をついて米神を揉む。なんだか困った息子に説教をする母親のような図である。
困った息子ことランサーは、目の前に置かれた湯飲みから熱めの緑茶を同じように啜る。
「何もかもあの馬鹿が悪いんだ、あの馬鹿が」
ぶつぶつと文句を言いながらも脳内に思い浮かぶのは乱れに乱れたアーチャーの姿である。
にへら、と顔が歪んだ。タイミング悪くソレを見てしまった士郎はまた深いため息をつく。
「あいつのどこがそんなにいいんだ?」
「えっと、まず褐色の肌に精液がすげーエロくて」
「いい。言わなくていい。聞きたくないから」
あーあーあー!と耳塞いで叫んでみるものの、わずかに聞こえたせいえ(以下略)の単語が脳にこびりついて離れない。
たすけてセイバー!俺のHPはもうゼロよ!と心の中で叫んでみても、帰ってくる返事は『健闘を祈ります』という切ないものである。
正直誰も関わりたくない。
「それに悶える顔を見るとすげーいじめたくなるんだよなー」
「腐ってる。腐敗臭すらしない感じに腐ってやがる」
逃げ出したいけどつい突っ込みを入れてしまった士郎が融けてしまえ!と叫ぶと、ランサーは蕩けた顔もな?とか言い出す始末。
こうなるともうランサーのアーチャーエロい自慢は止まらない。困ったことに実に克明にプレイの様子を語るのだ。
士郎も健全な青年である。話を聞けばつい想像してしまうし、たとえそれが身長180センチ超えのマッチョであろうと、未来の自分であろうとも、想像しちゃったらそれなりに反応してしまう。それが、すごく切なくて悲しい。
「こう、中で出すと泣いちゃうんだよ」
「女じゃなくて良かったな…いくらでも中で出せよ」
「バッカだな、坊主。女だったらとっくに孕ませて俺の嫁だ」
「ごめんなさい、俺が悪かったです」
畳に額をこすり付けて土下座しても、ランサーの猥談は止まりそうにない。

「ってことがあったんだけどよ、坊主はなんで土下座したのかねぇ」
「それよりもどうすればお前を始末できるのか教えてくれ」
膾切りにしたい、と布団に押し付けられたアーチャーはランサーの斜め向こうの天井を見ながら思った。
おとなしく就寝していたというのに、いきなり部屋にやってきてこの始末。すっかりランサーの気配に慣れてしまい、目が覚めなかった己のふがいなさに奥歯をかみ締める。
「俺はもうお前にメロメロだ」
この馬鹿、と小さく罵られて頬にキスされた。まったく持って会話ができない。
もしかしなくても聖杯翻訳機が正常に機能してないのかもしれないと、シャツをまさぐられながらアーチャーはボーっと思った。
「君は」
「ん?」
ちゅ、と小さな破裂音。何度も何度もキスされる。顔に、首に、手に、足に。
アーチャーの体全て、ランサーの触っていないところなどないのではないだろうか?
体の全てを彼は愛す。全てにランサーを染み込ませるように、甘いキスを落とすのだ。
「キス、が好きだな」
耳にキスをされて、熱くなってきた体の熱を少しでも下げるように言葉を紡いだ。
暗闇の中でも輝いて見えるランサーは、少し身を起こすと、にやりと犬歯を覗かせながら笑う。
「唇って敏感だろ?」
「あ?」
ランサーの人差し指がアーチャーの唇に押し当てられた。
「敏感なここでさ、お前を全部味わいたいんだよ。だから、キスがいい」
「…ロマンチストめ」
眉間にしわを寄せてうなるアーチャーの顔は夜目でもわかるほど真っ赤だ。
たくらむように笑うランサーは身を屈めると、アーチャーに触れるだけのキスをする。
そしてそっと、ほんの少しだけ離れて

「美味しく、いただかせてもらうぜ」


甘い甘い言葉を呟いた。

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